[リストへもどる]
一括表示

嘘予告 仮面ライダーカブトAFTER 「子供先生と天の道を往き総てを司る男」(×仮面ライダーカブト) 投稿者:偽・弓兵 投稿日:05/29-21:26 No.52
作品傾向:クロスオーバー、バトル

原作:ネギま!、仮面ライダーカブト

※衝動的に書いたモンなんで、細かいツッコミはなしで(笑)

Re: 嘘予告 仮面ライダーカブトAFTER 「子供先生と天の道を往き総てを司る男」(×仮面ライダーカブト) 投稿者:偽・弓兵 投稿日:05/29-21:27 No.53
嘘予告 仮面ライダーカブトAFTER 「子供先生と天の道を往き総てを司る男」(×仮面ライダーカブト)



あの≪ワーム≫との戦いから3年後…戦い続けた若者達は、平和に暮らしていた。


だが…≪ワーム≫との戦いは、まだ終わってはいなかった…。


麻帆良学園――――

「ちょ、ちょっと〜〜!!! なによこいつらは〜〜!?」

叫びながらも、ツインテールの少女、『神楽坂明日菜』は、突然現れた≪ワーム≫のサナギ体を手に持つハマノツルギで叩きのめす。

「あ、あれ? こいつら、消えないわよ!?」

魔法で呼び出された魔物ならばハマノツルギで消え去るが、≪ワーム≫は隕石に乗ってやって来た異世界生命体。ハマノツルギの効果は無い。

「明日菜さん!! 後ろです!!」

少年――――『ネギ・スプリングフィールド』の警告に後ろを振り返った明日菜の目には、≪ワーム≫の爪が――――

「きゃ――――きゃあああああ!!!!」

悲鳴を上げて目を瞑る明日菜。その体に、≪ワーム≫の爪が襲い掛かろうとした瞬間――――!!!

ブゥゥゥゥゥゥンンンンン!!!!

虫の羽音のような音が聞こえ、赤い物体が明日菜に襲い掛かろうとした≪ワーム≫を弾き飛ばす。

「えっっ…?」

何が起こったのか解からない明日菜の耳に、男の声が――――

「おばあちゃんが言っていた…子供は宝物……この世でもっとも罪深いのは、その宝物を傷つける者だってな!!」

そう言った男が、さっき明日菜を救った赤い物体――――『カブトゼクター』をその手に掴む!!

そして――――

「変身!!」

<HEN-SIN>

ゼクターを腰のベルトに装着すると、機械音声と共に男の体が金属の鎧に覆われていく。

そして男の姿は、仮面の戦士――――≪仮面ライダーカブトマスクドフォーム≫へと、変身していた…。

そして手にカブトクナイガンを持ち、≪ワーム≫の群れに突っ込んでいく――――。




その頃、学園長室にて――――

「ふむ…それでは、あの怪物――――≪ワーム≫と戦えるのは君たち『ZECT(ゼクト)』の『マスクドライダーシステム』だけじゃというのかね?」

その学園長の言葉に、一人の女性――――『岬祐月』が答える。

「はい、サナギ形態ならこちらの魔法使いの方達でも倒せるでしょうが、成体となった≪ワーム≫はライダーでなければ倒せません」

その言葉に、

「むう…ならばしかたあるまい…で、ワシたちは何をすればよいのじゃね?」

「新しい資格者を――――新たなライダーを――――」




そして、新しいライダーとなる少女達が――――

「あら、なんですの? このハチみたいなモノは?」

『ザビーゼクター』が選びしはクラス委員の『雪広あやか』。


「ちっ…!! さすがに数が多いな…!! ん?なんだ? このトンボみたいな機械は?」

『ドレイクゼクター』が選びしは拳銃使いの『龍宮真名』。


「お嬢様!? くっ!! こいつらからお嬢様を守れる力があれば…!!」

そんな翼ある剣士のもとに、新たなる剣が――――

「こ、これは――――?」

『サソードゼクター』を手にしたのは神鳴流、『桜咲刹那』。

そして少女達は大事なものを守る為に変身する――――。




「変身ですわ!!」

<HEN-SIN>

『仮面ライダーザビー』

「変身!!」

<HEN-SIN>

『仮面ライダードレイク』

「変身!!」

<HEN-SIN>

そして…『仮面ライダーサソード』に――――



時は戻り、≪ワーム≫と戦うカブトは――――

カブトクナイガンで撃ち抜き、叩ききる。

パンチで何匹もの≪ワーム≫を倒していく。

そのカブトの猛攻に、何十匹といた≪ワーム≫も後一匹となった。

が、その最後の一匹が突然震えだし、その外皮が剥がれ落ちる…。

その姿は成体、クモを象った『アラクネアワーム』に…。

そいつは、力を溜めるような姿勢をとると、突然消え去った。

「え――――き、消えた!?」

そのネギの言葉をよそに、突然カブトが吹っ飛ぶ。

「ええ!? も、もしかして瞬動術!?」

その疑問に答えたのは、機械でできた少女、『絡繰茶々丸』

「いえ、違います。おそらく時間流に干渉して凄まじいスピードで動いているのでしょう…あちらから見れば、私たちは止まっているように見えるのではないでしょうか」

その分析に、

「ええ〜〜〜!? そ、そんな奴にどうやって戦うんですか!?」

そう、≪ワーム≫の成体が持つ能力――――≪クロックアップ≫に対抗できるのは――――

カブトは立ち上がり、ベルトのカブトゼクターのゼクターホーンを掴み――――

「キャストオフ」

<CAST-OFF>

反対に倒す。

すると、カブトの装甲が弾け飛び――――

<CHANGE-BEETLE>

機械音声とともにカブトホーンが起き上がり、≪仮面ライダーカブトライダーフォーム≫にキャストオフした。

そして――――

「クロックアップ」

カブトは、ベルトの横のスタータースイッチを押す。すると――――

<CLOCK-UP>

機械音声とともに、カブトもまた≪クロックアップ≫して、≪ワーム≫と同じ空間に入っていく――――これが、ライダーが≪ワーム≫に対抗できる理由である。

辺りの全てが動きを止め、無音の空間に包まれる。聞こえるのはカブト達が激突する音のみ――――

その空間で、≪アラクネアワーム≫とカブトは戦う。

華麗な動きで、攻撃を続けるカブト。

その猛攻に、ついに≪アラクネアワーム≫がクロックアップを解除する。

そしてカブトも――――

<CLOCK-OVER>

その音声とともに、カブトのクロックアップも解除された。

敵に背を向けたカブトは、ゼクターの上部のボタンを押す。

<ONE>

<TWO>

<THREE>

3つのボタンを押し、ゼクターホーンを左に戻す。

そして――――
「ライダー、キック」

その言葉と共に、ホーンをまた右に倒した。

<RIDER-KICK>

機械音声が響き渡り、カブトの体を雷光が纏わりつく。

そのエネルギーは頭のカブトホーンに集まり、それはカブトの右足に伝わっていく!!

そして、カブトに突撃してきた≪アラクネアワーム≫に、必殺の右上段蹴りを喰らわせる――――!!

それを喰らった≪ワーム≫は、くずれ落ち――――爆発して消え去った…。





カブトからゼクターが離れ、変身が解除される。

赤い装甲は風に流されて消え去り、後に残ったのは先ほどの男であった。

その男に、ネギが尋ねる。

「あ、あの…あなたは、いったい…?」

そのネギの質問に、天に向けて指を指して男はこう答えた。

「天の道を往き、総てを司る男――――俺の名は――――」

「『天道総司』」

それが、子供先生と仮面ライダーカブト――――天道総司との出会いであった…。



後書き――――

ああっ!! 書いちまったぁぁぁぁ!! 日曜のカブトを見て、衝動的に書き上げてしまった。――――まあ、もしかしたら今書いてる奴が修学旅行編まで書き終わったら、本格的に書くかもしんない。まあ、予定は未定なんで期待はしないように(笑)


- KENT -
- Edit : Alchemia -
- Edit : morimatsu -