少年時代、人造人間セルを倒して世界を救った孫悟飯。その後再び地球に危機が訪れても対処できるよう日々特訓を積み重ねていき、ついには魔人ブウを復活した直後に瞬殺するという偉業を達成した(その功績は当然の如くミスターサタンのものとなった)彼は、念願の科学者となった。 しかし、孫一家にトラブルの種が尽きることはない。妻のビーデルや母のチチ、弟の悟天と共に幸せを謳歌していた彼の前にある日界王神が現れたのである。
「地獄から逃げ出した悪人達が異世界で暴れまわっているのです。フリーザレベルならまだ対処できるのですが、正直ブロリーやら魔人ブウやらは私にはどうしようもないのです」
故に助力を乞いに来たと言う界王神。持ち前の正義感からその頼みを快諾した悟飯は一人(学校をサボれると思ってついて行こうとした悟天は目論見がバレ、散々説教を受けた)、異世界へと旅立つこととなった。
「それで、その世界のどこにあいつらはいるんですか?」
「はい、恐らくはその世界で最も高密度のエネルギーが集まる場所………」
「日本の私立麻帆良学園に」
そして物語は始まる。
「なっ!?斬岩剣を受けてかすり傷だけだと!?何者だ貴様!」
「ふむ、この程度で驚いて貰っては困るな。私はただ立っていただけなのだがねぇ」
セルが。
「カカロットォォぉォォォォォぉぉ!!」
「ええい!だからカカロットとは何だと言うのだこの野蛮人が!っつーかなんなのだその異常な気の量は!!あと神楽坂明日菜の如くテキトーに私の魔法をキャンセルするんじゃない!!」
ブロリーが。
「チョコになっちゃえぇぇぇぇ」
「うわぁ!!ふ、服だけチョコに!!ネギが来てからこんなんばっかー!!」
魔人ブウが。
「ふ、瞬動とか言ったか。所詮は高速移動するだけだ。その程度の児戯でこのクウラ様の裏をかけると思ったか!」
「ぐ、つ………。完全な瞬間移動………。これは、些かまずいでござるな…」
クウラが。
「ジャネンバジャネンバァ」
「………………流石にライフルでこのデカさは無理があるな」
ジャネンバが。
「ほう、ワシレベルの人造人間がこのような別世界にもいたとは。なかなか面白い」
「ハカセ以外にもここまでの技術を持った者がいたのですか」
「ふはははは、貴様も石にしてくれるわ」
「なんやこのオッサン、変なヒゲ」
「ぬぅ………食らえ!!どどん波ー!!」
「えぇっと………あなたって死んでたっけ?まぁいいか、左腕に気、右腕に魔力………と」
その他もろもろが。
「甘い!甘いですよ糞ガキが!そんな攻撃でこの宇宙の支配者、フリーザ様を斃そうなどと、片腹痛いとはまさにこのことですねぇ」
「く、くそっ僕の生徒を………返せぇぇぇぇぇ!」
フリーザが。 そして………
「ぐ………うぅ、みんな………」
「勝てないとわかっていながらも挑む………彼我の実力差すら理解できないその愚かさ。嫌ですね。最悪ですよ。ナメック星で私に牙をむいた糞猿の子を思い出します」
「それは………私のことか?」
「!!……貴様、孫………」
「違う。私の名は………」
大空に舞う一つの影。そう、彼が、彼こそが、
「グレートサイヤマンだ!」
「………………………………何で私は悟飯さんの荷物の中身を気にしなかったんだろう」
乞うご期待!!(嘘)
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